トロンボーン伊藤の
ホーンセクションよもやま話集

その12:管楽器奏者のセクション練習風景

このページでは、 筆者の所属するホーンセクション のセクション練習風景でのエピソードをまとめたものである。 同様な経験をもつ管楽器奏者の人も多いのではないだろうか (ホントか?)。

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管楽器のセクション練習場所は?

バンドに限った話ではないが、音楽というものは、 バンド全員で練習をするだけで上手くなれるものではない。 個人で練習することもあるし、 管楽器だったらホーンセクションでの練習時間もぜひ欲しい。 さて、管楽器のセクション練習環境には、 どのようなものが考えられるだろう。 前のページで個人練習環境をいくつかあげたが、 そのページがセクション練習にも使えるかどうか考えてみる。

その1:管楽器奏者だけでもバンド用のスタジオに入る。 ホーンセクションには個人練習料金は適用されないので、 普通のバンドと同じ金額を払って利用することになる。 しかし、ホーンセクションだけで練習するとなると、 電気機材はほとんど不要である。 わずか数人の管楽器奏者だけでバンド用のスタジオを利用して、 電気機材の使用を前提とした高い使用料を払うのはもったいない、 ということになる。 筆者の参加しているホーンセクションでも、 最初の2,3回くらいはセクション練習にスタジオを使っていたが、 次第に使わなくなった。

その2:屋外で練習する。 前のページでも述べたとおり、 夏は暑く、蚊に刺されたりもする。 冬は寒く、楽器が冷えるので吹奏感の差が大きい。 さらに、風が強ければ楽譜を見ることが難しくなる。 これらの環境の劣悪さゆえ、 屋外でホーンセクション練習をやったことはない。

その3:サイレントシステムを用いる。 すべての管楽器に消音器をつけて、ピックアップマイクから音を拾ってミキシングできれば、 全員ヘッドフォン着用で、自宅でホーンセクション練習が可能になるかもしれない。 しかし、前のページで述べた サックスの消音器には、ピックアップマイクが装着されていない ので、まだひと工夫が必要であろう。

その4:スタジオ以外の防音室を用いる。 筆者の所属するホーンセクション は、スタジオ以外の防音室ということで、 カラオケボックス を練習場所に選んでいる。 確かに 部屋使用料はスタジオより安い。 たとえばホーンセクション3人でスタジオに入ると、 2時間つかって1人2000円以上とられるが、 カラオケボックスなら1500円くらいですむことが多い。 しかし! 筆者らはここでビール2杯とオツマミを頼んでしまうので、 結果的には3000円近くを使ってしまうのであった。 これは本当に経済的といえるのだろうか?(笑)

読者の意見:
カラオケボックスって結構お金かかるんですねぇ。(^^;;

筆者より:
ワタシも、意外に経済効果が低くて、ちょっとガッカリしてるんですよ。 カラオケボックスって大人数で行くほうが割安なんでしょうか? 最近カラオケボックスに唄いに行くことが少ないので、よくわかりません。

さてさて、上記のカラオケボックスの価格について、 注目すべき事実が見つかったので補足する。 ホーンセクションで先日利用した、 町田駅前のカラオケボックスの料金表は、以下の通りだった。

月〜金・11-19時 1人30分50円で唄い放題。ただし1ドリンク注文必須。
土日祝・11-19時 1人30分100円で唄い放題。ただし1ドリンク注文必須。
月〜木・19時〜翌朝 1〜2人の場合、1人60分400円で唄い放題。 3人以上の場合、1人60分350円で唄い放題。 ドリンク注文は必須ではない。
金土日祝・19時〜翌朝 1〜2人の場合、1人60分450円で唄い放題。 3人以上の場合、1人60分400円で唄い放題。 ドリンク注文は必須ではない。
特別料金・24時〜翌朝 980円時間無制限、ただし唄い放題ではない。 ドリンク注文は必須ではない。

なんとまぁ、複雑な料金体系だろう! と思ったのだが、 全体的な傾向は極めて単純である。カンタンに述べると、

というわけである。 筆者らのホーンセクション練習は1回あたり2〜3時間の利用になるし、 当然(笑)ビールを注文するので、間違いなく昼間のほうが得である。 というわけで、ワタシたちは今後、 休日の朝を積極的にホーンセクション練習に使うことを誓ったのであった。 めでたし、めでたし。 しかし、朝練習初回からいきなり、 2時間半&ビール3杯&ついでに昼食で 3200円通し。 筆者らに朝練ゆえの金銭節約はあり得ないらしい(笑)。


曲の途中から合奏するとき何と言うか?

バンドでは、ホーンセクションだけが詳細な楽譜を持っていて、 それ以外のメンバーは曲の構成だけを書いたカンタンなメモを見る、 ということが多い。 よって、ホーンセクションのメンバーは、 楽譜に書かれた自分たちにしか通じない記号で会話をすることも多い。 ここでは、その会話の一例を紹介する。
バンドで曲を途中から練習する時、多くの人が「Aメロから」「サビから」 「ギターソロから」と言うと思う。 ホーンセクションのメンバーだって、この言葉はたいてい通じる。 しかし、ホーンセクションの人は、別の言葉も持っているのだった。 その昔、筆者らがホーンセクション練習をスタジオでやっていたころ、 飛び入り参加したドラマーが「ホーンセクション語」にハメられた。

ホーンA「じゃ、どこから演奏やりなおそうか」
ホーンB「じゃ、サックスのパパラッパラッというフレーズから」
ホーンC「りょーかい。じゃ、やろうか。1、2、3 ...」
ドラマー「ちょ、ちょっと、パパパラ(すでに違うフレーズを言ってる)ってなんだ?」
ホーンC「あ、ごめん、わからないか。じゃ87小節目から」
ドラマー「んなの数えてるわけねーだろー!(絶叫)」

この時のドラマーは、「ホーンセクション語」の存在と、 ホーンセクションのバンドマンらしからぬ(?)練習方法論に、 大きなカルチャーショックを受けたそうである。 それと同時に筆者も、 ホーンセクションのバンドマンから見た異質さを再確認させられたのであった。

読者の意見:
私達の場合は、まだオリジナル曲が少ないと言う事もありますので、 譜面の書き方も一律ではありません。 中には、DTMで1コーラスだけデモテープを作って、 あとはコード譜を作って来て、「このとおりに弾くな」 とだけ指示をするギタリストもいたりします(爆)。 そうすると、イントロから、ギターソロから、 という言い方しかできないわけですが……
ブラバン出身の二人の曲は、譜面には大抵練習番号を入れてありますね。 それを中心にして練習していきますので、大体通じます。 でも、小節数は入れないなぁ(^^;

筆者より:
小節数が入っていた楽譜は、確か MIDI で入手したモノをそのまま印刷したもので、 印刷時の MIDI ソフトの設定の関係で小節数が書かれていたようです。 普通はワザワザ小節数をかぞえて手書きで記入したりしないですよね.... 。

ところで「Aメロ」「Bメロ」「サビ」という言葉は、 本当にバンドマンの間では公用語なのだろうか。 ちょっと考えさせられることがあった。 あれは忘れもしない、Chaka Kahn の「I know you, I live you」という曲。 こういう構成の曲だった。

|イントロ|Aメロ|Bメロ|Cメロ|
|Aメロ|Bメロ|Cメロ|Dメロ|
|間奏1|ブリッジ|間奏2|
|Cメロを何度も繰り返し|Dメロ|エンディング|

メンバーどうしで曲の構成の話をしていたのだが、 どうも会話がつながらないことがあった。 突き詰めてみてわかったのだが、筆者をはじめとする何人かが、 「サビ=反復されるCメロ」 と信じきって会話をしていたが、トランペットのI氏が 「サビ=最後に出てくるDメロ」 を前提にして会話をしていたのだった。 今にして思えば、その席でどっちの説が支持者が多かったか、 多数決をとってみればよかったのに、と悔やまれるところである。 これは筆者周囲にたまたま起こった稀な出来事なのだろうか。 それとも、「サビ」などという曖昧性のある言葉よりも、 小節数という信用性の高い基準値を使って会話をする、 吹奏楽出身なホーンセクションでは必然的に見られる現象なのだろうか。

読者の意見:
私も「反復されるCメロ」がサビだと信じておりました。 例の曲の場合、Dメロは、「大サビ」と表現しています。

筆者より:
「大サビ」ですか .... 。 使ったことのない言葉です。勉強になります。どうも!


まだまだ内容追加中! また見に来てね。

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