その13:管楽器奏者のスタジオ練習風景
筆者はホーンセクションの一員として多くのバンドに参加したが、 そのスタジオ練習にはどのような特色があるのか、まとめてみた。
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世間では、「バンドってのは5,6人でやるもの」 という認識があるような気がする。 スタジオに行くと、たいてい椅子は5個くらいしか置いてない。 ライブ本番の控え室にも、えもんかけ(ハンガーって言えよ) は5個くらいしか見当たらないことが多い。 ところが、ホーンセクションのいるバンドで、 メンバーが5人ってことはメッタにないだろう。 筆者も多くのバンドにホーンセクションの一員として参加したが、 一番メンバーの少ないバンドでも確か8人いた。
そんなわけで、5,6人での使用を想定されているようなスタジオに行くと、 自分達の居場所がなくて困ったりすることがある。 以下、典型的な機材配置のスタジオを上から見た図を示す。

うわ〜、ひどい絵だな〜(苦笑)。 幼稚園児でも、もう少しはマシな絵を描くんじゃないか? まぁでも、賢明な読者のみなさんなら、こんな絵を見ただけでも、 スタジオの配置がどんな感じなのか想像がつくのではないかと思う。 とにかく、ギターとベースとドラムとキーボードがあって、 ボーカルの居場所があればOK、多くのスタジオの配置はそんなものである。 こういう狭いスタジオの中で、ホーンセクションの居場所をつくるのは大変である。 トロンボーン吹きである筆者の場合、
とか、
というような、 スタジオの狭さゆえの情けない経験が何度かある。
では、ホーンセクションを擁する大所帯バンドに向いた広いスタジオは、 どのような場所に多いのか。筆者が経験した3つのパターンを紹介する。
その1:建物1個まるまるスタジオだらけ。 たとえば5階建のビルをまるまるスタジオにしたら、 1フロアをブチ抜いた広いスタジオも1個くらいつくっちゃおうか、 という会話があったかもしれない。 このパターンで筆者が利用したスタジオは、 東京都町田市のA、東京都世田谷区のNなど。
その2:カラオケやパチンコとの併設。 騒音な娯楽は一まとめにしちゃえってか(笑)。 地下がスタジオになっているケースが目立つ。 カラオケ客やパチンコ客向けの駐車場を無料利用できるのが嬉しい。 このパターンで筆者が利用したスタジオは、 川崎市多摩区のTなど。
その3:公民館などの公共施設。 広くて、やたら安い。 場所によっては意外と機材もGoodだったりする。 担当者が殿様商売的で鼻につく場合があるのが難点かも。 このパターンで筆者が利用したスタジオは、 東京都板橋区、東京都町田市、東京都調布市など。
自分のスタジオ練習での演奏を反省する目的や、 バンドのアレンジを見直すなどの目的で、 ポータブルカセットレコーダーなどをスタジオに持参するメンバーが多い。 その際、ポータブルレコーダーは充電電池での録音時間が3,4時間くらいという仕様が多いので、 録音時は充電電池に頼らずAC電源アダプターを使う人が多いかと思う。 しかしホーンセクションを擁したバンドは大所帯になりやすいということで、 メンバー全員がポータブルレコーダーを使うとコンセントが足りない という状況が頻発する。
そんなわけで筆者は電源延長コード兼タップ(コンセントが3,4個ついているもの) をスタジオに持参しているのだが、これを使うたびに思うことがある。それは、
ということである。 この形状のおかげで、電源タップにコンセントが3つあっても、 その3つを有効利用することができないことがあるのだ。 意味がわかってないアナタ、1個の電源アダプターを差したときに、 そのアダプターが隣のコンセントを塞いでしまう光景を想像して欲しい。
しかし、身の回りを見ると、たとえば電気カミソリ、ソフトコンタクトレンズの煮沸消毒器、 携帯電話の充電器など、コンセントに回路部分がくっついたものは意外に多い。 一般家庭でも、いっぺんに多くのものを充電しようとして、 なにか1個をコンセントに差したら隣のコンセントが塞がれて、 「あれ〜コンセントが足りないやぁ」と嘆いている人は、 意外に多いんじゃないかなぁなどという気もする。
... と、前フリはこのくらいにして(ここまで前フリかよ) 筆者もポータブルMDにスタジオ練習を録音して反省する。 まず最初の一聴で、自分のあまりに下手さに愕然とする。 スタジオ練習の翌朝の通勤中に聴いて、その日の勤労意欲を失われる。 よって月曜日はあまり働かない(をい)。 しかし3回目くらいになると慣れてきて、「まぁこんなものか」と思うようになる。 通勤からの帰宅途中に聴いて、案外冷静に「前回より上手いじゃん」と思うようになる。 よって月曜日の夜には元気を取り戻す(単純)。 そして火曜日の朝、 7回くらい聴いた頃には、 バンドのメンバー宛に「いや練習よかったですね〜」 などというお調子モノな電子メール を書いていたりする(ばか)。
さて筆者は、どのような点を主に注意してMDを聴いているか、思い起こしてみた。
まず筆者はサックスをよく聴く。 もともとトランペットやトロンボーンより音量の小さい楽器なのだが、 トランペットやトロンボーンは耳の高さで鳴っているのに対して、 サックスはもっと低い位置で鳴っているので、 実際の音量差よりもさらに音量差が大きい (つまりサックスが聞えにくい)ような感覚がある のだ。 練習の録音を聴いて「はぁなるほど」と思わされることは結構多いと思う。
続いて、これはホーンセクションに限ったことじゃないのかもしれないが、 「セクション内でキッチリあわせる」ことと 「自分をバンド全体にあわせる」ことを両立できずに苦心する ことが時々ある。 セクション内でバッチリ決っていたと思っていたら、 実はバンドの中でセクションだけ浮いていた、ということもある。 逆に、ドラムやベースばかり聴いていたら、 セクションの中で自分だけ浮いていた、ということもある。 そのような、セクションとバンドの不整合のチェックにも、録音を聴くことは有効である。
あれ、前フリのほうが長いじゃないか(爆)。 もっと書かなきゃ .... (^^;;
ギターやベース、トランペットなどの人は、 楽器置き場の確保のためにスタンドを持参することも多い。 トロンボーン用のスタンドも市販されているのだが、 トロンボーンは他の楽器より重心が高いので、 どうもスタンドに立てた状態のトロンボーンを安心して見てられない。 誰かがスタジオの配線を踏んだだけでスタンドが倒されてしまわないか、 という余計な心配をしてしまうので、筆者はスタンドは使わないのだった。 という書き方をすると「スタンドを持ってるけどスタジオには敢えて持参しない」 と言っているようにも読めるが、実は筆者はスタンドを持ってない(爆)。
そんなわけで、筆者は休み時間にも肌身離さず楽器を持っていることがある。 その格好のままトイレに入ったら馬鹿にされた(そりゃ馬鹿だよ)。
「スタジオが狭い」というタイトルから話題がそれてしまうが、 広い練習場所での休み時間、管楽器奏者は床に楽器を置くことがある。 ここにもトロンボーンならではのクセがある。 なんと、楽器の構造上、 トロンボーンだけが、楽器を床においたときに マウスピースが床に接触してしまうのだ。 サックスもトランペットも、そんなことないのに、トロンボーンだけが。
| ここに、サックス、トランペット、トロンボーンを床においた写真を公開する予定。 バンド仲間の誰か〜、こんどの練習でデジカメ持ってきてね〜。 |
そんな事情のおかげで、 筆者は妙に頻繁にマウスピースを外すクセがついてしまった(笑)。
外すといえば(話がそれまくる)バンド仲間のみなさんは、 筆者は休み時間にスライドをよく外しているのを見ていることだろう。 あれはスライドの滑りをよくするために、 クリームを塗ったり水分を補給しているのだ。 一応筆者は専用品を使っているが、実は 化粧品のPONDSを塗ってアイロン用の霧吹きをかければ十分らしい。